旅行や観光に行きたいわけじゃないんだ。何かが変わるんじゃないか?淡い期待や焦燥感、そんな気持ちからはじまる旅の話。

 

耳慣れぬ言葉、はじめての匂い、色彩の違う空気。なぜ新鮮で驚きに満ちているのだろう?異邦の日常は非日常の記憶に変わる。

 

蒼海の煌めき、草原の颯爽、砂漠の星空、無音の白景。長い旅路の果て、訪れる一瞬。彼の地、圧倒的な何か。そこにだけあるカタルシス。

 

ちっぽけな自分の悩みは気がついたら忘れてしまった。どうしてまた旅をするのだろう?わかるのは、たしかな熱情だけ。

 

雑踏の街角、ダウンタウンの裏路地、場末の屋台。懐かしい非日常。繋がっていた世界はどこかに行ってしまった。

 

だから、小さな旅をしよう。

 

通りすぎていたカフェ、入りづらいあのお店。無意識の先、日常の辺境。見たことのない景色がひろがっている。

寂れたトタン屋根、田んぼの鉄塔。匿名の背景、名も無きフレーム。はっとレンズを向ける瞬間が待っている。

 

この世界のどこか

波は今日も人知れず割れ、旅は終わらない

 

Homecoming, of a lonely surfer.

Blessing your immortal wanderlust.

 

Secret Break